○「どうせやるなら 伸び伸びとな」 ━警察署長の粋な計らい━ 明治通りのど真ん中を堂々とこども神輿を走らせたいと思ったうちの一人、鶴田松男が、祭典実行委員会会長に推された。市政くるめ683号「くるめの顔」欄に、歩行者天国となった経緯が述べられている。 (以下引用) 「49年にくるめ水の祭典実行委員長に推されたが、これも地域への恩返しと思い引き受けた。ところが、明治通りの緩速道を細々と走るこども神輿。かわいそうで見られたモノじゃない。どうせやるなら、ど真ん中を堂々と走らせてやりたい。当たって砕けろという気持ちで、当時の伊藤久留米警察署長に明治通り開放を相談した。国道の開放だからいい返事はすぐにゃ返ってこないだろうが・・・ が、伊藤署長は「鶴田さん。道路を歩行者に取り戻しまっしょ。クルマが威張っとる明治通りで酒盛りがやれりゃ、こりゃ最高ですばい」と、快諾。実に粋な署長さんじゃった。その夏から「明治通り歩行者天国」を舞台に子どもからご婦人、年寄りまでみんなが参加できるガメ煮的な祭りが実現した。・・・後略・・・