■ 開催御礼
筑紫次郎がもたらした肥沃な土壌と、そこに生まれた人々との永い営みの歴史の中からさまざまな文化や産業が培われてきました。この歴史と伝統を踏まえて、新しい時代の市民祭として昭和47年「水の祭典久留米まつり」は始まりました。また今年は、明治通りの歩行者天国が始まって40回目という節目の年でした。
真夏の久留米が祭り一色に染まる「水の祭典久留米まつり」は、猛暑の中ではありましたが、7月21日の六角堂広場跡での「子ども太鼓フェスティバル」を皮切りに、8月3日の西鉄東口広場での「はっぴい広場」と六角堂広場跡での「水の祭典前夜祭」、8月4日、JR久留米駅東口「ふぁみりぃ広場」と明治通りを歩行者天国にしての本祭を迎えました。
本祭は、早朝から降り続く雨と大雨洪水警報などを考慮し、「オープニングセレモニー」「パワーストリート」「太鼓響演会」は苦渋の思いで中止といたしました。屋外の催しであり、日延べできない水の祭典の宿命とはいえ、誠に残念の極みでありました。
特に、パワーストリート、太鼓響演会参加団体の皆様や梯子乗り演技と水幕のシーンを披露して頂く消防団の方々などが、その練習や準備のために流された汗とエネルギーを考えますと、断腸の思いでございました。
このような中で「一万人のそろばん総踊り」が実施できましたことは、多くの出演者と観客の皆様に感動と共感の場を提供することができたのではないかと思います。ひとえに、祭りに参加された市民の皆様の情熱と意気込みと、それをあたたかく応援戴いた関係各位のご協力、各事業所の皆さまのご協賛の賜物であります。
また、開催にあたり強力なご支援ご指導を戴いた久留米警察署や自衛隊をはじめ、理解あるご協力を戴いた各団体の皆様、誠にありがとうございました。特に久留米市消防団並びに久留米広域消防本部の皆様には、特段のご協力を戴き心より厚く御礼申し上げます。
今回も多くのお祭りボランティアの方々に、実行委員とともにスタッフとして活躍して戴きました。祭り心とその楽しさを共有できる市民の方々の姿が増えることは素晴らしいことであり、嬉しい限りです。活力に満ちた郷土・久留米と、市民祭・水の祭典発展のために、さらにこの輪が広がるよう願って止みません。
くるめ水の祭典振興会 会長 本村 康人
Produced by;KURUME MIZU no SAITEN GAMADAS.npo.
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