2005年はひとつの久留米に
第三十三回水の祭典久留米まつりは、おかげさまで盛況の打ちに終了することが出来ました。昨年は雷雨のため「太鼓響演会」や「そろばん総踊り」の中止を余儀なくされましたが、酷暑の続く今年は、七月十八日の六角堂広場での「子ども太鼓フェスティバル」で幕開けし、その後の不安定な天候の中、今年こそは昨年の分まで踊りたい!そんな市民の熱い思いとパワーが届いたかのごとく、明治通りお祭り広場を埋め尽くした八月四日の「そろばん総踊り」など無事にすべての祭事を実施することが出来ました。三十三回という価値ある歴史を重ねることが出来たのは、まさに市民の皆さまのご支援、ご協力の賜物です。
新久留米市の誕生を目前にした今回、新たに仲間となる四町の皆さんも「前夜祭」や「パワーストリート」などに大勢ご参加いただきました。それは私たち郷土の持つ文化の豊かさと活力を実感させる場面でもありました。
また「グランドフィナーレ」では、三本の有馬火消しの梯子乗り演技と、明治通りのグリーンベルトを彩る水幕が、きらめくようなスペクタクルを出現させ、久留米の歴史の厚さとエネルギーを見事に表現しました。
これもひとえに、このまつりに参加された二万四千人の市民の皆さまと、それを温かく応援してくださった各企業や団体の皆さま、そして「ハレの舞台」を創るために力強いご支援を戴いた久留米警察署や自衛隊をはじめとする関係機関や各種団体の方々の理解あるご協力によるものと深く感謝申し上げます。
今回も多くのお祭りボランティアの方々に、実行委員とともにスタッフとして活躍して戴きました。祭り心とその楽しさを知る市民の方々の姿が多くなることは素晴らしいことであり、嬉しい限りです。活力に満ちた郷土・久留米と、市民祭・水の祭典発展のために、さらにこの輪が広がるよう願って止みません。
くるめ水の祭典振興会会長 前川 博
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